大正8年に初代神谷仲次郎が鬼瓦手造り工場として創業した「神仲」の三代目。金型でプレス製造する鬼瓦を主軸に手造りの鬼瓦、特殊瓦、太陽光支持瓦、神社仏閣用の本葺瓦を製造する。

日本建築の顔である和瓦、そして鬼瓦。日本文化と共に歩んできた瓦文化を伝承させる重要性を感じる一方で「同じもの」を創り続けることが伝統を守ることではないとも考える。「伝統にこだわらないデザイン、フォルムの追及こそ」。脈々と受け継がれる伝統を守りつつ、作品を通じて彼が創っているのは「新しい伝統」でもある。