名古屋造形芸術短期大学彫塑科卒業後、家業の「鬼百」に入社。父や叔父の影響を受けながら、鬼瓦制作に励み、腕を磨いた。寺院などの鬼瓦や飾り瓦から箸置までと作品の幅は広い。

鬼瓦が家族に幸せと繁栄をもたらす「守護神」となるように。そんな願いを、ひとつひとつ漏れなく注ぎ込むことが信条。得意の「銀色」(燻し瓦)を表現するため、焼成へのこだわりは人一倍。数々の受賞歴に裏付けされた確かな技術と、使い手を想う心。「皆さんの笑顔を思い浮かべながら」と、「守護神」を創る「強い思い」は止まらない。